西陣&レザーシューズの制作秘話
西陣織製品は西陣織協同組合の証紙番号と呼ばれる組合員番号が付されています。これは西陣織工業組合の組合員一社一社に付されている固定番号です。
素材のこだわり
Plus Talkのスニーカーで使用する西陣織も組合員である織元で織られた物を使っています。
試作当初は、西陣織の帯と同様の絹織物で試作しましたが、デリケートな糸や文様のため強度や雨に弱く、コーティングなど施してみたものの色や柄の繊細さが失われてしまい、絹糸から思い切ってポリエステル糸に変更しました。
正式な西陣織のなかにもポリエステル糸で織るものも多く、大河ドラマの衣装や多くの舞台衣装、お雛様や五月人形の衣装などに使われています。
こうすることで、スニーカーとして実用に見合う強度を保ちつつ、色柄の雰囲気を壊さずに制作することが可能になりました。
また、皮革素材も柔らかい履きやすさを追求した素材を使用し、日本の熟練した靴職人に製造をお願いしています。
製法について
Plus Talkのスニーカーはバルカナイズ製法と呼ばれるいわゆるスニーカーの製造方法とは異なり、ソールとアッパー部分を特殊ミシンで縫い上げる、通常の革靴制作の工程を経て制作しています。これにより、ソール部分が剥がれたりすることなく長く楽しめます。
また、ソールもゴム製ではなくEVA Ethylen-Vinyl Acetate (エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂)を採用することで弾力が有り柔軟性も優れ、寒い冬でも硬くなりにくい特性が有り、履き心地や歩きやすさを実現しました。この素材は塩素を含まない材料なので、焼却してもダイオキシンが発生しませんし、リサイクルも容易にできます。地球環境に優しい素材と言えます。